黒糖製造工程
サトウ キビから黒糖ができるまで!
その1
サトウキビを搾る!
収穫されましたサトウキビは二連式圧搾機にかけ搾っていきます。
全重量の約75%が糖汁で残りの25%が搾りカスとなります。
搾りかすをバカスといい釜の燃料として使っています。
その2
キビ汁のアクを取り除く
一番釜に糖汁を入れ、煎じながらアクなどの不純物を取り除き水酸化カルシウムを加え煮つめていきます。
その3
キビ汁を煮詰めていく
次々と釜を移して煮つめ4番釜までくると、糖汁は飴状になるほど濃縮されます。
その4
黒糖をさまして完成!!
濃縮した糖汁を鉄板の中に流し込み、
数分間で自然乾燥しますので、
適当な大きさにカットして袋詰めしていきます。
黒糖・サトウキビ大百科
砂糖とは?
純粋な砂糖は蔗糖とよばれ、植物の茎、花、果実、根などに含まれております。
製造方法によって、含密糖と分蜜糖に分けられる。
含密糖は、産地で搾った糖汁を伝統的な方法で煮詰め、糖蜜を含んだまま固めたもので、黒糖がこれにあたる。
分蜜糖は近代的な工場で糖蜜を振り分けて蔗糖の結晶を取り出したもので、ザラメ糖、グラニュー糖がこれにあたる。
製糖方法が伝わったのは
1453年 長嶺按司綾正(長嶺味良性)によって中国の南京
から初めて製糖法がもたらされたという。
その頃の砂糖は、糖汁を煮詰めて濃縮しある程度の結晶を含んだ液状糖であったという
現在の固形糖である黒糖(含蜜糖)」の製糖方法は1623年儀間真常(ぎましんじょう)
によって中国の福州からもたらされた。
精製糖(分筆糖)の製造法はヨーロッパから導入され、1908(明治40年)に初めて工場が設立された。
サトウキビとは?
甘蔗、荻ともいう。
沖縄の方言「ウージ」はこの荻が訛ったものと言われる。
1Kgのサトウキビからは含密糖(黒糖)だと約140g、
分蜜糖(原料糖)だと約120g
の砂糖が取れる。
サトウキビの原産地はインドで、そこから周辺の国々に広まったという。
サトウキビの栽培法
植付は、成熟したサトウキビの茎二節を残してや約30cmずつに切り、押木の要領で畑に植え付ける。栽培法には
「春植え」「夏植え」「株だし」がある春植えは2~3月に植付し翌年の3~4月に収穫する。
1年収穫できるという利点はあるが、育成期間が短いため最も収穫量が少ない。
夏植えは7~9月に値付けし翌々年の1~2月に収穫する
翌年の収入が得られないのが難点であるが育成時間が長く、最も収穫量が多い。
株出しは、「春植え」「夏植え」の収穫後、根株を残してそのまま発芽させ、翌年の1~3月に収穫する。植付の作業が省ける上に発芽伊長が、育成もぼ塩辛と急なが、暮緒要な「多取となる。禁と先営週は2~3年間続けられる。
サトウキビの品種
さとうきびの多くの品種があり、それぞれに特徴があります
★栽培やかん水、収穫方法等から自分に合った品種を選びましょう
参考 農林水産部 都農林水産振興センター農業改良普及課
大きく分けて 茎数型(茎数で勝負)と茎重型(1本の重さで勝負)茎数型は、細く・分げつが旺盛で・株出でも安定して多収茎重型は、太く・長く・1本が重いのが特徴です。手刈りするなら、収穫茎数が少ない茎重型(農林25号、27号、RK97-14 等々)機械収穫なら、収穫茎数が多い茎数型(農林22号、28号 等々)がオススメです。